クレジットカードは、総量規制対象なの?
クレジットカードには、「キャッシング枠」と、「ショッピング枠」の2つが混在しています。総量規制の対象となるのは、「キャッシング枠」だけです。ですから、「ショッピング枠」は総量規制対象外となってます。消費者金融でキャッシングをする時、実際は借り入れをしていなくても、クレジットカードを机の中に複数持っていれば、その限度額が借入れをしている分とみなされますので、 新規でクレジットカードを追加で作成する時には、特に気を付けなければなりません。
例えば、限度額50万円のクレジットカードを2枚持っており、普段は使用していない場合でも、新規で作成する時に、専門機関の与信調査ではすでに、100万円の貸付があることになります。ですから、年収証明の提出が必要になるのです。
ですから、割賦販売法のクレジットカードの規制は、訪問販売等で商品をセールスする時に、お年寄りなどに無理やりカードを余所で作らせて販売する悪徳な手口が横行しているので、その対策として、クーリングオフが8日間となったのです。
しかし、ネット販売は通信業ですから、対象外となります。クレジットカードのショッピング枠は総量規制対象外となってますので結論として、日常生活で影響するのは、クレジットカードのキャッシング枠の金額になります。
実際に借り入れがなくても、この限度額の総額が年収の3分の1までというのが総量規制なのです。
総量規制対象とは?
総量規制は、多重債務者の増加によって、深刻な社会問題となりました。これによって、貸金業者からのキャッシングによる借り過ぎや、貸しすぎを規制するため、平成22年に法律として改正貸金業法が施行されたのです。
また、グレーゾーン金利も撤廃されることによって、上限金利29.2%が20%にまで引き下げられました。今は、利用者の利益保護を目的に貸金業者(消費者金融会社、クレジットカード会社、信販会社)が年収の3分の1を超える貸付をすることが原則として禁止されているのです。
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